不動産売却のコツ(2)

不動産

前回の続きで、いい営業担当者の見つけ方について、私なりの考え方をお伝えします。

まずは、誠実であることです。

では、不動産業務における誠実とは何かと言えば、それは事実を事実としてきちんと調べて、報告することです。

売りたいために、良く調べもせずに、口から出まかせでペラペラ説明するのは最悪のパターンです。そんなことをすれば、その不動産を買った買主に迷惑がかかるのはもちろん、結果として売主にも迷惑がかかります。

そのためには、最低限の知識が必要になります。まず、営業担当者が『宅地建物取引士』の資格があるかは、確認してください。但しこの資格があるからと言って、不動産に詳しいかと言えば、実はそんなことはありません。不動産業務をやる上で、最低限の知識はありますよという証明でしかありません。しかし、この試験に合格しないレベルであれば、かなり知識としては不安があります。

そのうえで、本来実務経験年数が5年以上あればいいのですが、そうでない場合は、調査した資料、記録を見せてもらうといいでしょう。

周辺売買価格事例の調査、その方法、現地調査の記録、市役所等での聞き取り記録、その他資料をどれだけ誠実に調査しているかで、大体判断できます。

資料が多ければ、その結果にそれだけ信憑性も増します。この作業は地道でけっこう大変なので、それを見るだけでその営業担当者の性格がある程度わかります。

次に、営業担当者としての意見を確認します。自分の考えをある程度の根拠をもって話しができるようであれば、『説得力があるかどうか』が確認できます。口がペラペラではなく、話下手でも説得力です。なぜかと言えば、いくらきちんと調べて、正しい根拠に基づいて売却している不動産でも、営業担当者に説得力が無くては、売れるもの売れません。この場合に説得する相手は、一般のお客様の場合もあれば、同業の不動産業者であったりします。

※前回(1)でも書きましたが、不動産の情報はその業者で独占して販売するものではなく、情報共有して販売することが原則です。『囲い込み』をして、それすらできない不動産業者は排除すべきでしょう。

説得力のある営業担当者は、自分が担当する物件を販売してもらうために同業の営業担当者をも説得します。

又、理想を言えば、最近の不動産に関する制度改正、住宅ローンの内容改正、税金のこと、補助金のことなどが一通り説明できることがありますが、そこまでできる人は正直少ないと思いますので、ある程度でいいと思います。

最後に一番大事なことは、自分と相性が合うかです。いくら営業担当者が誠実でも、知識と経験と実績があっても、自分とフィーリングが合わない場合もあります。そんな場合はやめておくのも選択肢です。なぜなら、不動産取引はけっこうプライベートな面も教えないといけない場合もあり、時間的にも長く付き合うことも予想されるので、相性が合わない人に担当してもらうのは心理的にきついはずです。その結果、うまくいかなくなる可能性があります。ただ、実力のある営業担当者は、クセが強いことも多いので、その営業担当者の実力を理解されて大人の対応をされているお客様もおられます。そのあたりの判断はおまかせします。

以上が、私なりの『いい不動産営業担当者の見分け方』です。参考にしていただければ幸いです。

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