管理会社の選択ポイント

2018年10月27日

大阪の相続と賃貸経営に詳しい、行政書士の岡田です。

賃貸マンションや賃貸アパートを経営しているオーナーにとって、管理をどうするかはとても重要な問題です。
今回は、そんなオーナーに気をつけていただきたいポイントを書かせていただきます。

管理形態

まず管理形態について考えます。

1、自分で全部管理する。
2、一部を管理会社に委託する。
3、全部を管理会社に委託する。

の3パターンになるはずです。

自分で全部管理するのは、時間的余裕がなければなかなかできません。
毎日の清掃、受水槽やエレベーター、消防設備の点検・修理手配、電球の交換、入居募集の審査、退去時の立会い、その後の補修工事の打ち合わせ、見積りチェック・発注、工事進行チェック、鍵の発注交換、退去者に対する補修工事代請求、未納家賃の請求、入居者からのクレーム対応、入居者間のトラブル対応などやることは満載です。

これをオーナー自ら全部こなすのは並大抵のことではありません。

現実的なのは、自分でできることはやり、その他のことは専門の管理会社に委託することです。

採算が合うようでしたら、全部丸投げもありかと思います。

管理会社の選択

会社の方針、スタッフの人数、一人当たりの担当エリア、担当棟数、経験年数を確認することが大切です。
一人で100棟近い担当物件をもっているようなありこともあるかもしれません。
会社が利益至上主義であれば、社員もその方針に従うしかありません。
本来の仕事を適当にして、その他のサービス販売に熱心な会社も多々あります。
退去後のリフォーム工事などをその管理会社に依頼しているときは、その工事価格・内容にも注意が必要です。
本当に必要な工事なのか?それとも工事単価を上げ、会社の利益を増やすための提案なのか?

入居者募集もいろいろ工夫してやっているのか?それともただ家賃を下がることしか言わないか?
下げる必要があるなら、その明確な根拠とデータを示すことができるのか?

又同時に担当者の人間性が大きく影響する仕事です。
ルーズで責任感のないタイプの人には到底続かない仕事です。
忍耐力も要求されます。遅い時間にトラブルで行かなけれなならないこともあります。
タフでなければ続きません。

このように、管理会社に委託する場合は、検討事項がたくさんあります。

現状に疑問や問題点を感じられるようであれば、一度上記のようなポイントを中心に検討されてはいかがでしょうか。