大阪府堺市、相続&不動産コンサルタントの岡田です。
今回は、不動産を相続してしまった場合に何をすればいいかについて考えてみます。
不動産と言ってもいろいろありますが、基本は土地と建物です。
例えば、住宅1軒だけとか、マンション1室だけなどの場合は、分かりやすいので問題は少ないかもしれません。
ただ不動産を相続して、一番難しくて困るのは、その不動産がどんな不動産なのかということです。
つまり、相続した不動産の特徴、内容、課題を調査して確認し、どのような使い方が適正であって、どのような管理方法がある、売却向きなのか、賃貸向きなのか、それとも管理にお金がかかるのか、有効活用の方法があるのかなどについて、知ることです。
これが実は、なかなか難しいのです。
不動産業者に相談したらいいのでは・・?となりますが、ちょっと待った方がいいです。
不動産業者の仕事は不動産を使って、売却や賃貸という行為を通して利益を上げることです。その前提があるので、不動産の相談をされた場合、当然それを念頭に考えます。
確かに、それに適した不動産であれば、適切な回答を得られる可能性もあります。
しかし大事なことは、そういう利益などを前提としたものではなく、純粋にその不動産がどういうものであるのかを、客観的に調べることがもっと大事です。
その次のステップとして、有効活用可能な不動産があれば、その計画をしてもいいですし、活用できず、管理が大変なものがあれば、それをどうするかという検討も必要になります。
因みに、相続の場合、相続開始から3ケ月を経過した場合は、不動産を含む相続財産の放棄はできません。(例外はあります。)
つまり、相続したくない不動産がある場合は、3ケ月以内にその結論を出す必要があるのです。又相続土地の国庫帰属制度というものができました。
これは、国が相続した不動産を引き取るという制度です。しかし、この制度にどんな不動産でも引き取るというわけではなく、国が決めた基準に沿った不動産であれば引き取りますととうい制度です。この辺りのことも知っておいたほうがいいでしょう。
相続した不動産の性質がどのようなものであるかを、調べるには専門的な知識が必要になります。法律的な性質や物理的な性質も確認をしなければなりません。
行政機関に対する調査も当然必要ですし、土地建物の作り方、構造の知識もときには必要になります。
そういう専門家は少ないかと思います。
当事務所では、相続した不動産の調査を行い、適切なアドバイスを行っております。
不動産を相続された方で、お悩みのかたは、まず相談をしてみてください。
以下から相談の受付をしております。
お待ちしております。