不動産調査の方法

2018年8月14日

大阪の不動産に詳しい、行政書士の岡田です。

不動産を相続した場合、まずその不動産がどういうものであるかを把握、理解することが必要です。

そのためには次の項目を確認します。

1、法的内容確認

不動産は、それぞれ権利内容が異なります。

①登記情報を確認して、登記上の所有権者は?

②抵当権などの担保権設定はあるのか?

②共有名義は無いか?

③賃借件など第三者の権利は無いか?

④都市計画上の用途地域やその他の法令上の制限は?

⑤前面道路の種類、公道か私道か?

⑥私道負担はないか?

⑦地役権の設定はないか?

2、物理的内容確認

不動産の物理的な状況を確認します。

①建物の劣化状態は?

②基礎・建物に傾きはないか?

③設備の状態はどうか?

④雨漏れはないか?

⑤土地の境界は明確なのか?目印は?

⑥給排水の問題はないか?

⑦公共下水なのか?浄化槽なのか?

⑧擁壁に亀裂はないか?

3、その他の環境確認

不動産の環境、過去の状態を確認します。

①近隣とのトラブルはないか?

②心理的瑕疵(事故・自殺・火事等)はないか?

③地域ルールは存在するか?