大阪の不動産に詳しい、行政書士の岡田です。
不動産を相続した場合、まずその不動産がどういうものであるかを把握、理解することが必要です。
そのためには次の項目を確認します。
1、法的内容確認
不動産は、それぞれ権利内容が異なります。
①登記情報を確認して、登記上の所有権者は?
②抵当権などの担保権設定はあるのか?
②共有名義は無いか?
③賃借件など第三者の権利は無いか?
④都市計画上の用途地域やその他の法令上の制限は?
⑤前面道路の種類、公道か私道か?
⑥私道負担はないか?
⑦地役権の設定はないか?
2、物理的内容確認
不動産の物理的な状況を確認します。
①建物の劣化状態は?
②基礎・建物に傾きはないか?
③設備の状態はどうか?
④雨漏れはないか?
⑤土地の境界は明確なのか?目印は?
⑥給排水の問題はないか?
⑦公共下水なのか?浄化槽なのか?
⑧擁壁に亀裂はないか?
3、その他の環境確認
不動産の環境、過去の状態を確認します。
①近隣とのトラブルはないか?
②心理的瑕疵(事故・自殺・火事等)はないか?
③地域ルールは存在するか?